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夢のような村☆豊かさの姿

あまりに純粋な人々の住む場所だったのでその名は明かしたくないほどですが、
 佐賀市の北の山間の里・富士町といいます。


レトロフトも、
地域発展の勉強のために各地を訪ねる機会が出てきました。
そんななかで、

「あれはひょっとしたら夢だったのでは・・・?」

と思えるほど、人々の営みの美しい場所にご案内頂いたのです。


語らいの場となるカフェは
ナビも使えないほどの山奥(上画像)。
そこへ至る要所の曲がり角には
若い人がずっと立ち続けて私たちと懇談の方々のために
「案内看板役」をしてくださっていました。


このカフェへの村人からの
「特別に営業を延長していただいた謝礼」は、
ストーブ用の「薪」なのだそうです。
薪運び用荷車をカタコト曳いて、
マスターにお礼を云ってる姿は、なんだかメルヘンでした。

そんなカフェでの語らいの時。
ほっこりするお食事もいただいて。。

時が過ぎ、
お開きの時間になると、天窓にはちょうど満月が。

  
満月/私の席(講師席)に花一輪。うれしい/廃校になった小学校からの椅子            

そして闇の屋外へと足を踏み出せば、
車までの道々に竹を割ったキャンドルがいくつも並べられていて、
山村ならではの心配りが身に沁みます。

満天の星座のド真ん中にオリオン座。
それはまるでLED照明のようにくっきり輝いていました。

会がひけて闇夜をかさこそ歩く人々の声は、
テレビドラマのシーンさながらに佐賀弁丸出し。


ああ、この村に幸あれ。
よくぞ今まで、外部資本に毒されず
この姿のままで残っていてくださった。


あの時間にあの村であったすべてのことは、夢のようなのです。
それも極上の夢。
今もあの時と同じく胸のなかで暖かなまま、、です。


この風景で育まれた産品がレトロフトでご紹介できる日もまもなく、かもです。


 
| レトロフトMuseo | 16:36 | - | trackbacks(0) | - | - |
ゆめの中の森へ☆石塚 俊一(いしづか・しゅんいち)



石塚 俊一 2015 個展 

森の底の昨日3月15日で終了しました)」

は、忘れ得ぬこども時代のちいさな発見、
おとなになる中で森に置いて来た記憶、
自由だった、あの時代の夢を、

小さな絵の数々が、
ふっと、しずかに
甦らせてくれました。

私だけの「思い出」の散歩道を、
私の心の小さなコーナーに作ってくださった作者の石塚さんに、
ただただ、感謝です。



 
| レトロフトMuseo | 11:27 | - | trackbacks(0) | - | - |
平川 渚インスタレーション☆「おくる」終章

                     掲載の3枚の写真提供:平川 渚(美術家)

胸うち震えるような画像が届きました。

美術家・平川 渚さんが吹上ワンダーマップアート展で
松林のなかの宿、畳敷きの客室内に展示していたインスタレーション

「おくる」

その終章。
先般このブログでもご紹介した作品。
今まさにくずれ去らんとするほど脆(もろ)く儚(はかな)い、塩の舟。


展示のあと、久多島の見える海へとひとつひとつ送った、
そのときの画像です。

以下、平川 渚さんご本人より届いた文章です。


・・・・昨日、塩の舟を91隻、
    久多島神社裏の吹上浜から、
    久多島へ向かって 送ってきました。

    左側に小さく見えるのが久多島です。

    会場で教えていただいたお話の中に、天皇の舟葬は西側へ向けて、
    遺体と共に多くの供物などを乗せた舟を流す、というものがありましたが、

    ちょうど吹上浜から久多島は西方。

    昔々、たった一人で一隻の舟で流された皇女のために、たくさんの舟が送れたこと、
    よかったと思いました・・・・・・


memo...
スライドショーはこちらをご覧ください



| レトロフトMuseo | 15:16 | - | trackbacks(0) | - | - |
平川 渚☆「おくる」〜Fukiage Wondermap project〜


先週日曜日が最終日の、
アートイベント《吹上ワンダーマップ・プロジェクト》。

レトロフトにもゆかりのアーティスト・平川 渚さんの作品が見たくて、
吹上浜へと車を走らせました。

松林の中に佇む旅館の一室、
西方の海、
そして久多島に続くこのちいさな部屋が、
作品《おくる》の展示空間となっているのです。

是非このスライドショーをご覧ください(約3分の再生時間)。→ここをクリック

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

平川さんは、
吹上浜沖に浮かぶ島、「久多島」の伝説を
作品の解説として記しておいででした。
ここに転載させていただきます。


久多島は吹上浜の沖合12キロに浮かぶ無人島である。その昔、
天智天皇の妃(きさき)が開聞に帰られる途中、
沖合で皇女を死産され、遺体を
オツワ舟に乗せて海にお流しになった。
舟は永吉に流れ着き、遺体は村人によって
手厚く葬られた。皇女が乗って来た
オツワ舟は海に流され、沖で沈んだところから
大岩が出来た。それが久多島であるという。
皇女の御霊は島に祀られ、人々が
送拝するために久多島神社が建てられた。



 
| レトロフトMuseo | 18:35 | - | trackbacks(0) | - | - |
Kissaco Mitsuta☆喫茶去(きっさこ)


お茶を一服召し上がりください。
禅の用語で「喫茶去(きっさこ)」とはそういう意味だそうです。

本日は佐賀県から
街の活性化に関心をお持ちのお客様をお迎えしました。

その皆さまとの討論のなかで、
「カフェ」が街や文化育成にいかに大きな役割を果たしているか、
それを皆さんと大いに論じ合って。

で、その集まりの後私はひとりキッサコさんで一服。。。
慣れぬご接待役で張っていた気持ちが、
スーッと融けていきます。

総勢12名のお客様方には席が足りず、
肝心のこのカフェでお茶の時間をご提供できなかったのは
思えば残念なことでした。

佐賀の皆さん、
もしこのブログ読んでくださってたら
次回はぜひおひとり様で、このカフェでお茶してくださいね〜。
と(ひとりでお茶する罪悪感を振り払いつつ)ひとり喫茶去したのでした。

ほんと、
カフェなくして文化の育つ土壌なし。
そう思います。


キッサコさんの自家焙煎珈琲は「豆の不純物を最初の段階でかなり綿密に除去する」そうです。
   だからスーッと胃の腑に納まっていきます。ご家庭用にマメのお持ち帰りもオススメです。

| レトロフトMuseo | 18:12 | - | trackbacks(0) | - | - |
島を感じる☆旅

↑ 硫黄島・歓迎のジャンベ演奏と船着き場での人々の情景

ふるさとの訛りなつかし
停車場の人ごみのなかに そを聴きにいく(石川啄木)


東京で生きる東北人にとって上野が特別の場所であったように、
かごしま離島航路の発着地点・名山町は、
島の人々の、
特別な記憶のある場所だったのかも、しれません。


6分もかかるスライドショーで恐縮です、でも
クリックして
島の営みに、自然に、暮らしに、
ちょっとだけ思いを寄せてみていただけませんか。

いつかは(どんな旅の目的であれ)これらの島々を訪ねてほしいのです。

memo...フルウィンドウでご覧ください。

 
| レトロフトMuseo | 18:21 | - | trackbacks(0) | - | - |
ハト騒動☆レトロフトの屋上


レトロフトにアトリエを持つデザイナーの青年が
ある日 ”なにかの気配” を感じて上空を見上げてみれば、
レトロフトビルの屋上のへりに一羽のハトがとまっていて、

「クルリ」

とおしりの向きをこちら変えたかと思うと、
真下に向けてプチッ、ポトリ。
さらに、
それが終わったあと、

「オシリを振り振り」

して飛んでった、と私に口惜しげに訴えます。
オーヤの私は、
その人の口惜しさ丸出しのその際の描写、義憤(ぎフン)に心動かされ、
即座にこのような「鳩撃退ワイヤー」の設計詳細図をこしらえたのです。



実は私は造園家なので、
鳩が透明なワイヤーを恐れる習性を、これまでの庭造りから知っていたからです。

で、レトロフト住民相互の長屋パワーがこの際にも縦横に発揮されました。
パリで視聴覚音楽を学んだという異能の人がこのビルにはいて、
プロ顔負けの大工技術の腕(と充実した道具の数々)をお持ちです。

早朝8時、
朝日の眩しい屋上にあがってみれば、
インパクトドライバー、水平器、軍手、巻き尺、、、
獲物を狙う猟師のような目付きでその人はボソボソ段取りをはじめて、
ものの一時間ほどで、
鳩撃退ワイヤーを完璧に造り上げてくださいました。

まことこれがレトロフトの底力。
感謝、感謝。



 
| レトロフトMuseo | 13:01 | - | trackbacks(0) | - | - |
ウニラム☆人の身体の表現、そして音楽

↑ 昨年の台風の最中に肝付町で公開されたHILUMの収録公演から

こないだ、
こんなことがありました。
屋久島への港近くの歩道で、
向こうから走ってきた自転車のお兄さん、
道の反対側に知り合いでも見つけたのか
ハンドルを持つ右手とは反対の、左の腕をきれいにまっすぐに伸ばして、
そのまま笑顔で疾走して行きました。


おはよう、の代わりなのか
元気かい、の代わりなのか、
今、ちょっといそぎなの、なのか。

感心したのは
わりとその仕草が、キレイだったのです。

人の身体は、取り込み中の一瞬にも
とりあえずメッセージを伝えられる媒体である・・
そんなことに気付いた一幕でした。


昨年の夏にレトロフトで、肝付でHILUM公演を打った仲間たちの、
このたびの、
東京・恵比寿での公演です。→こちらClick

身体の表現は多くを伝えてくれます。
さらには音楽も空間を振動させて人の心を震わせる。←click
このブログをお読みの東京在住の皆さま
どうぞご参集ください。

表現する、ということが、
こんなにも輝かしいものであったかと、
きっと、深い時間になると思います。
 
| レトロフトMuseo | 14:11 | - | trackbacks(0) | - | - |
薩摩藩英国留学生☆中尾成昭さん

25年前のロンドン中心部の風景、、、世は「湾岸戦争」で世論を二分した時代でした。 撮影 中尾成昭氏

好評のうちに全イベント終了した《meiji ishin 150周年プレイベント》の数々。

そのフィナーレを飾ってくださったのが、
「僕もsatuma student」の講演報告会。

今から25年前に、薩摩藩英国留学生に倣って、
☆同じ人数
☆同じ年齢構成
で再編成されて英国へ派遣されたメンバーのおひとり、
中尾成昭氏に当時の記憶と思い出の数々を目一杯語っていただきました。

実は氏は、鹿児島でも人気のBlogerでもあるのです。
というので実は、いつかはこの会の模様もご自身のブログで発表なさるハズ、と
私の頁ではさらりと触れただけでしたが、
いよいよ!
綿密な筆致と感性で、当夜の風景がコチラ← clickで再現されています!

p.s...
それと昨日、
これまた好評のうちに開催された金曜市「ベジベジマルシェ」の風景は
コチラ・・・時間内にほぼ完璧に売り切れとなりました。
ありがとうございます!

 
| レトロフトMuseo | 10:34 | - | trackbacks(0) | - | - |
クロワズモン☆今井 和雄 guitar


2014年1月17日、土曜の夜に開催された
松本 充明プロデュースによる連続音楽ライブcroisements vol.4. 〜ゲスト 今井和雄〜。

ライブ終了後のおおかたの観客も消えた会場に
静かに、いつまでも青年と語り合う今井和雄氏。

ほぼ周りの灯りも落とされた会場に浮かび上がったこの光景が、
心に焼き付きました。

現代作曲家として活躍中の青年は、
彼は言葉を慎重に選びつつ、
自身の葛藤を曝すように今井氏に、
現代を、即興を、音楽哲学を、丁寧に尋ねます。
劇的で燃えるようだった60〜70年代音楽芸術への憧憬も眼差しに込めて。


・・・・・今回のクロワズモンは
これまでで最多の観客に集まっていただきました。
でも、
たったひとりの青年に、
大先輩との対話、出会いをご準備できたそのことが、、、
宝。

松本充明氏に、松岡竜太氏に深く感謝。

今井氏の音楽は、
激しい音楽とうらはらにおそろしいほどの知性に裏打ちされて、
圧倒されるほどの知性の集積、そして思索の痕跡。

即興を介した思想家、哲学の人。

後半の「本」を語るコーナーでようやく私にも、
今井氏を成す要素を知るきっかけの言葉が、
ぽつり、ぽつりと拾い出せて理解への糸口となりました。

深い、静かな、
激し過ぎる・・・
実にうつくしい夜でした。

↓演奏後に、本を語る今井和雄氏




 
| レトロフトMuseo | 18:58 | - | trackbacks(0) | - | - |

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